婦人科診療

子宮筋腫

ほとんどが良性の子宮腫瘍です。性成熟期の女性の15~20%にあります。そのうち月経量が多く重症な貧血を伴うとき、サイズが大きく日常生活に支障がある場合に治療の対象となります。
診断は内診、超音波検査、貧血検査です。特に貧血が増悪をくり返す方は手術治療の対象となります。

卵巣腫瘍

自覚症状に乏しい場合が多く、産婦人科健診や他科の画像診断で発見される場合があります。診断は内診、超音波、腫瘍マーカーで行い、良性の腫瘍は超音波検査などを参考に経過観察します。
良性でもサイズが7cm以上の時は手術を薦め病院を紹介します。

子宮内膜症

月経痛が主な症状ですが、しばしば子宮腫大や卵巣腫瘍を伴うこともあります。診断は内診、超音波、血液マーカーなどで行います。
治療には鎮痛剤、低用量ピル、ミレーナ、黄体ホルモン療法などがあります。

更年期老年期外来

更年期は通常加齢により卵巣機能が無くなることによるホルモンのバランスの崩れが原因で誰にでも発来します。その中でホルモンバランスの崩れによるほてり、イライラなどの気分の変調、うつ状態などが自制範囲を超え日常生活に支障をきたす場合にはホルモン補充療法、漢方治療の対象になります。
診断は問診、ホルモン検査などです。

月経異常

月経のない状態の「無月経」。月経開始日より次回の月経開始日までの日数の「月経周期の異常」で正常範囲は25日~38日。「月経持続日数の異常」正常範囲は3日~7日。「月経血の量の異常」などがあります。
その多くは卵巣などから分泌されるホルモンに関連しておこります。

 

月経前緊張症

生理の発来10日~14日前よりイライラし対人関係が困難となるが生理が始まると消失する。精神科と産婦人科の間
の病気です。排卵時の黄体ホルモンが原因のときは低用量のピルが有効です。2シートほど試して軽快すれば服用を
継続します。

 

性同一性障害

診断と共に心の治療が重要で主体は精神科です。ガイドラインでは精神科の治療と同時にホルモン療法を開始可能
ですが当院では精神科に受診予定のない方には対応しておりません。
MTFの方には男性ホルモン、FTMの方には女性ホルモンを1~2週毎に投与します。副作用に対する検査を6か月に1回行ないます。

 

 

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